めんたい重だより vol.23
太宰府天満宮は、菅原道真公が祭神として祀られている、天満宮の総本宮です。年間を通じて、多くの参拝者や観光客などが訪れます。
境内には、「中島(なかしま)神社」も祀られており、今年10月からは御鎮座70周年に際し、奉製された「菓子守」が人気を集めています。
中島神社は、太宰府天満宮の御本殿に向かって右手側、宝物殿からは向かって左手側に鎮座しています。主祭神は、お菓子の神様である、田道間守命(たじまもりのみこと)。
古事記や日本書紀によれば、垂仁天皇のために最高級の菓子”橘の実”を、大陸から持ち帰ったと伝えられています。現代に至っても御社殿の傍には橘があり、冬には黄色い小さな実をつけます。
また毎年、春と秋には「菓子大祭」が執り行われ、多くのお菓子を奉納し、菓子業界の発展を祈願します。
今年は御鎮座70周年という節目の年。そこで、桜餅や鯛焼きなどの和菓子や、カステラやマドレーヌなどの洋菓子の刺繍が施された「菓子守」が奉製されました。
製菓業に関わる人々の活躍と繁栄、また多くの方が素敵なお菓子と出会えることを祈願されており、見た目の可愛らしさも相まって、テレビやネットなどで、注目されています。楼門内の各お守り授与所にて、頂くことができます。
新年のご挨拶に太宰府天満宮や中島神社を訪れ、活気溢れる参道を楽しむ、太宰府参拝旅もおすすめです。
―――――――
太宰府天満宮:福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
【アクセス】
・西鉄太宰府線「太宰府駅」から歩いて5分
・太宰府I.Cから車で約15分
カテゴリー
コラム